2018年7月25日水曜日

09_反応性女性システム

アン・ウィルソン・シェフ「嗜癖する社会」誠信書房より

私たちが住む世界は白人男性(嗜癖)システムです。白人男性がパワーと影響力を行使し、私たち全員の助力を得て白人男性によって支えられるシステムです。これは私たちの文化に広く普及したシステムであり、政治、法廷、教会、学校、経済、そして社会を支配しています。

ここで私はある特定の個人について、このことを言っているのではないことを強調したいと思います。私は、すべての人がそれを学習して、その中で生活しているようなひとつのシステムについて述べているのです。

現在の私たちの文化内には、白人男性システムの支配する側に属している女性もたくさんいます。(システムの支配に属さない男性も少数だがいる)私が語っているのは、ひとつのシステムであり、世界観です。白人男性システムに連携する女性のシステムが、反応性女性システムです。このシステムは、

女性が何を考え、感じ、行わなければならないかを規定した、ステレオタイプのシステムです。意図的にも非意図的にも、白人男性システムとその神話を支えるために、女性を規定しています


なんの正当性がないにもかかわらず、ルールに従い感情を押し殺しもの分かりがよくなることで、気に入られようと努力を続けている大勢の人々がいるのです。


嗜癖システムの基盤には恐れがあります。自分が生き残れるかどうかに恐れを感じ、子供たちも恐れを抱きながら成長します。暴力と不確実性が支配するシステムにおいては、混乱と自己中心性がはびこり、欠乏モデルが食糧、金、時間、エネルギーが足りないと煽動する中で、健全に生き抜くことは大変難しいのです


コントロールの幻想危機への導き不正直異常な思考否認依存防衛、これらは全て恐れから生じます。全ての人間を、敵か味方かで判断するような社会では、他人の思考・行動・言動を操って、自分への影響を最小限にとどめるほかありません


恐れが嗜癖への依存をもたらします。破壊へ向かう潜在力を秘めたシステムの中で、嗜癖的物質や日常、習慣への依存が恐怖の念を遮断してくれます。酒やドラッグ、食物やテレビが、見るべきものを見、知るべきことを知ることを不可能にし、現実についての認識を麻痺させます

私たちは自ら危機を生み出すことで、生き残り競争の恐怖が絶えることがないように努めているのです。そしてこの恐怖が、嗜癖への依存、昨日と同じ明日という平凡さへの依存を強め、自分の生活はコントロールされているという錯覚をつくり出すのです

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