2018年3月12日月曜日

06_イザナギと黄泉の国のイザナミ

イザナギは黄泉の国へ行き、イザナミに地上へ戻るように呼びかけた。イザナミは、黄泉の国の食べ物を食べてしまったので、地上へはもう戻れないという。イザナギは一度地上へ帰ったが、どうしても諦めることが出来ず、再び黄泉の国へ降りていった。暗闇の中、小さな灯りを頼りにイザナミを見つけたが、イザナミの身体は腐りかけ無数の蛆虫がたかっていた。自分の醜い姿を見られたイザナミは怒り、イザナギを亡ぼそうとして黄泉醜女を放った。イザナギは逃げながら髪を縛っていた元結を投げた。すると元結はたちまちブドウの木になり、沢山の実がなった。黄泉醜女がブドウを食べている隙にイザナギは逃げたが、またすぐに迫ってきたので、今度は櫛を投げた。櫛はすぐに無数のタケノコになり、黄泉醜女はこれを食べ始めた。地上に出ててもなお迫ってくる悪霊に対し、イザナギは神聖な桃の木から実をもぎ取り悪霊に投げつけた。悪霊は神聖な桃の実の力により黄泉の国へと送り返された。
➡ イザナギと黄泉の国のイザナミ



 ■アンソニー・スティーヴンズ「ユング」講談社選書メチエより

元型は「我々すべてに共通する心の構造」であり、そのすべてが合わさって「古代からの人類の遺産」を構成している。ユングは元型を、人類全体に共通する行動の特徴典型的経験を開始・統御・媒介する能力を持った内的な神経心理学的中枢と捉えた。

元型は、階級・宗教・人種・地理的位置・歴史的時代に関わりなく、似たような思考・イメージ・神話・感情・観念を生じさせる

ある個人の元型的蓄えが集合的無意識を構成し、その権威と力は、人格全体を統合する「中枢」に帰属する、その中核をユングは「自己」と呼んだ。

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