2018年3月30日金曜日

02_オタクの囚われ

鈴木秀子「9つの性格」PHPより
タイプ9(調停者)内向的感覚型の囚われ
タイプ9は本能中枢に位置するが、感情や思考に属する事柄も本能中枢で満たそうとする傾向がある。そのためエネルギーが分散し、全体的には生気に乏しい、穏やかなイメージが与えられる。本来、感情と思考の次元で実現される、「人間関係の構築」や「広い視野からの考察」「未知への好奇心」への積極性に欠け、惰性的で葛藤を避けるという「囚われ」を生み出す。

主義主張を通すより、調和を保つことを重視するタイプ9は、人の話をよく聞き理解する能力がある。意見を押しつけたり、影響力を行使するよりも、意見を受けいれて、相手を尊重する優しさがある。対立する意見があれば、公平な判断力で忍耐強く調停しようとする。このようなタイプ9の<囚われ>は葛藤を避けることである。

混乱を避け、周囲に適合しようとするタイプ9は、安全安心を第一に考えるため、保守的で無気力になりがちである。適応のために、どんな意見にも調子を合わせるために、自分の意見を持たず優柔不断と見なされる。また、自分の願望を蔑む傾向(例:リア充に対する囚われ)があるため、他人の願望が重要に見えることが多く、意思決定に困難を覚える。圧力を受けても自分の意見は述べず、行動をやめて無言の抵抗を示す。

タイプ9にとっての時間
タイプ9にとって時間は、メトロノームのように経過すべきもの。ゆったりと規則正しく、葛藤も変化もなしに「まったりと」経過するのが望ましい。意識の中に、時間内にしなければならないことが山ほどあるという焦りがあり、変化や変更があると耐え難い混乱を感じる。このような習性によってタイプ9は、重要なことと、そうでないことの区別が出来なくなり、急いでするべきことがあっても、わざわざ脇道にそれて、どうでもいいことを優先させたりする。そして時間に余裕があるほど何もできなくなる。

タイプ9の子ども時代
家庭においては、穏やかな雰囲気を作り、母との間に好ましい調和を築こうとするが、他者集団の中では、疎外感を味わうような体験を持つことが多く、自分の関心事など、誰にも考慮されないと思い込んでいる。そのため自分の願望を意識から追いやり、自分を無感覚にし自分を忘れることを覚えた。彼らは自分の欲求など取るに足りないと考える。

優柔不断で保守的
自分を忘れることのできるタイプ9は、他人に合わせることに抵抗がない。計画のスタート段階に自分の意見を挟むのが苦手で、成り行き任せになりやすい。また途中まで来たとき、自分は不本意だと気づいてもノーとは言えない。

相手の視点に同化しやすいため、どんな意見にも同調する反面、なかなか自分の態度は決まらない。どうしても決めなければならない場合は相手に合わせるか、完全に拒否するという二者択一の決断を行う。拒絶した場合は、どんなリアクションもせず問題が消えるのを待つという受け身の戦法をとる。

この裏には決断した結果により軽視されたり、批判されたりすることを恐れるあまり、意見を持たないことで安全を確保しようとする心の動きがある。二者の板挟みになった場合タイプ9は、どちらの見方も理解できるので立場が決められず、何を言っても理解されないと思っているので口を挟むこともない

決断に際し圧力をかければかけるほど、彼らは頑固になる。彼らは深いところで自分が過小評価されることへの怒り を抱えているからである。このような状況に追い込まれると、タイプ9は<行動しない>ことにより抗議を表す。

そして一旦どちらかに身を置くと、その立場に執着するようになる。本当は決断などしたくなかったのに、圧力に負けて立場を決めてしまった自分の弱さが気に入らず、意地を張りたくなるからである

このようなプロセスから、どのような立場にも賛同しながら、身を入れないというタイプ9の性向が生まれ、公平な仲裁者・仲介者としての能力が構築されてゆく。

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