2017年11月3日金曜日

1、ターニング・ポイント

「JAPAN繁栄への回帰」JAPAN THE RETURN TO PROSPERITY
ラビ・バトラ著、青柳孝直+山田智彦訳、総合法令、1996年より

私はこれまで『プラウト』という理論を紹介してきたが、日本の歴史をひも解いてみて驚いた。1950年から1975年にかけての日本は、まさにプラウト的な経済政策をとっていたのである➡  ラビ・バトラ

PROUTとは
PROUT/プログレッシブ・ユーテライゼーション・セオリー(Progressive Utilization Theory「進歩的活用理論」)は、インドの哲学者、社会改革者であったP.R.サーカーによって提唱された社会経済理論である。

プラウトの志向するものは、オルタナティブな経済制度の模索である。具体的には、
☟ 
貿易収支の均衡不平等格差の縮小均衡財政自国の競争力保護終身雇用環境保護銀行規制などはプラウトが支持する政策の一部。
日本は1950年から1975年までは、このような政策をとり経済大国への道を歩んでいた。
☟ 
当時の税引き後実質平均賃金の上昇は200%以上で、生活水準は跳ね上がったのである。
失われたプラウト
しかし1975年以降は、主にアメリカの経済学者たちの影響下で、プラウト的な経済政策はないがしろにされた。それ以来、
20年間にわたって生産性が上昇したにもかかわらず税引き後の実質賃金が一定であったため、生活水準が低迷することになる。

均衡財政は赤字財政に転じ、貿易均衡は貿易黒字に変わり、レベルの高い競争から産業独占・一企業集中へと変わっていった。所得の格差は拡大し、銀行への規制は撤廃された。


( `ー´)ノ歴史が示すように、長期的には勤勉で謙虚であった人が報われ、無気力で放漫な人は辛い目にあわされる。確かに短い期間では、放漫で横暴で残酷な人が成功していくかもしれないが、長期的には破滅していくことになる

( `ー´)ノもし仮に、だれかが何かを創りあげるために何十億年もかけてきたならば、その造りあげたものを他の人が破壊するのを黙って見過ごしたりはしないものである。指導者たちが利己的になり腐敗してくると自然宇宙が創りあげてきたものを、逆に破壊するようになってくる。すると、自然宇宙自体が指導者層の交代を促すように、彼らに対して破壊的になってくる

( `ー´)ノこの過程では、その行いの張本人もそれを見過ごしていた人も、どちらもそろって苦しむことになる。つまり、その張本人は自らの残酷な行為に対して、見過ごしていた人たちはその破壊をもたらした指導者たちの不正を暗黙に許してしまったことへの代償を支払うことになるのである
 ➡  ラビ・バトラ

0 件のコメント:

コメントを投稿