2017年11月29日水曜日

7、成長と衰退

人には二種類しかいない。救われる人と滅びてしまう人だ
➡ ボブ・ディラン「自由に生きる言葉」(イースト・プレス)

生と死・善と悪の方向(エーリッヒ・フロム)
エーリッヒ・フロム「悪について」紀伊國屋書店より

生命全体への共感と、隣人と異邦人への愛、独立と自由を志向すること、この三つが合わさると生長の症候群に至る。反対に死と無生物を愛好すること、近親相姦的ナルチシズム、過去を志向することの三つが合わさると衰退の症候群に至る。生長にせよ衰退にせよどちらか一方が、十分に発達している人は稀であるが、すべての人間は必ずどちらかの方向にむかって進んでいる

心のスペクトル( ケン・ウィルバー)
ケン・ウィルバー「無境界」平河出版社より
心の成長はペルソナのレベルから自我のレベル、全有機体から統一意識のレベルという段階を踏んで達成される。自我に囚われた狭い意識を捨てて、身体を取り戻し全有機体へ意識を拡大したのちに、個を超越して統一意識へと更に意識を拡大させる。この時に重要なのは必ず<順番>を守るということで、ペルソナのレベルの人がいきなり統一意識を目指しても不可能だということ。

囚われと誇り(エニアグラム)
鈴木秀子著「9つの性格」PHPより

各タイプはそれぞれ特有の「囚われ」を持ち、その囚われによりタイプが形づくられている。上図は各タイプの長所である「誇り」を示している。各タイプが成長するためには矢印と反対方向の誇りに向かう必要がある。

タイプ1は「私は素敵だ」というタイプ7の楽観的で自愛的な誇りを学ぶことで、自分や他人に対する攻撃的な囚われを解消する。
タイプ2は「私は独特だ」というタイプ4の独自性の強い誇りを学ぶことで、他者依存的な囚われを解消する。
タイプ3は「私は忠実だ」というタイプ6の誇りを持つことで、攻撃的行動の囚われに逆らうことができる。
タイプ4は「私は勤勉だ」というタイプ1の実践力という誇りを持つことで、実質的なことを嫌い、現実から後退する囚われから脱する。
タイプ5は「私は強い」というタイプ8の攻撃的な誇りを持つことにより、人から離れることなく、自らの知的な力を活用することができる。
タイプ6は「私はOKである」というタイプ9の平静さをもつと、世間に流されやすい依存的な傾向に逆らえるようになる。
タイプ7は「私は十分に知っている」というタイプ5の誇りを持つことで、快楽への依存と苦痛からの逃避という囚われに逆らうことができる。
タイプ8は「人の助けになる」という献身的なタイプ2の誇りを持つことで、攻撃という囚われに逆らうことができるようになる。
タイプ9は「私は成功している」というタイプ3の行動と実績の誇りを持つことで、引きこもり、葛藤を避ける囚われに逆らうことができる。

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