2017年11月26日日曜日

4、エニアグラムとタイプ論

エニアグラムは、ゲオルギイ・グルジエフ(「ワーク」として知られる精神的・実存的な取り組みの主導者)が1915年ごろに講演でこれを紹介し、のちに広く知られるようになった。性格論との関係でエニアグラムが利用されるようになったのは1970年代以降である。グルジエフに間接的に触発されたグループワークを主導したオスカー・イチャーソが最初に試みたのちに、イチャーソの同僚からその理論を学んだヘレン・パーマー、ドン・リチャード・リソほか、主としてクリスチャンの心理学者がアメリカなどでこれを一般に広めた。(Wikipediaより)

ユングのタイプ論は、外向と内向という個人の精神的「態度」が、ユングの仮定した四つの基本となる心理「機能」⇒感情・思考・感覚・直観のうちの一つによってどのように修飾されるか、ということに基づいた八つのタイプを説明している。

カレン・ホーナイは、臨床医として行った患者の観察を基に性格の種類を⇒「他者に近づく」「他者から離れる」「他者に対抗する」から導き出した。ホーナイは、すべてのサブタイプをこれら三つの総合的分類区分の中から導き出すことはしなかったが、もしそうしていたら、おそらく、エニアグラムと同じように九つの性格のタイプから成る体系を生み出していたであろう。(ドン・リチャード・リソ「性格のタイプ」春秋社より)

エニアグラムとタイプ論相関図
感情中枢      タイプ2(人を助ける人)⇔外向的感情型 感情の三つ組
 <心>      タイプ3(地位探究者) ⇔       
          タイプ4(芸術家)   ⇔内向的直観型  
思考中枢      タイプ5(考える人)  ⇔内向的思考型 行動の三つ組
 <頭>      タイプ6(忠実な人)  ⇔内向的感情型 
          タイプ7(万能選手)  ⇔外向型感覚型  
本能中枢      タイプ8(統率者)   ⇔外向的直観型 関係の三つ組
 <腹>      タイプ9(調停者)   ⇔内向的感覚型
          タイプ1(改革する人) ⇔外向的思考型 


タイプ3の性格は<極めて落ち着かず変化しやすい>が、ユングのタイプの一つに相応しない。タイプ3は、性格のタイプの中で最も適応性のあるタイプなので、それ自身の分類区分を持つことなく、ユングのいくつかの対応の中で取り扱われている。
(ドン・リチャード・リソ「性格のタイプ」春秋社より)

ところでこの個人に固有の素質に関してであるが、これについて私が言えるのは、明らかに一方には<どのタイプにも適応できる>大きな融通性もしくは能力を持っている人々がおり、他方には一つのタイプに適応し、もうひとつのタイプには適応しないでいる方がうまくいく人々もいる、ということだけである。(C・G・ユング「タイプ論」みすず書房より)

このことには我々の知識がまだ及んでいない原因<最終的には生理的な原因>が関わっているのかもしれない。そうである可能性は私のみる限りかなり高いようである。これは私が経験したことだが、タイプが逆転していると、そのためにほとんどの人は疲れ切ってしまうので、場合によっては生物としての生理的健康が著しく損なわれることもある
➡ カール・G・ユング

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