2017年10月5日木曜日

6、生命は安定を求めない

夜だった。私は強風に逆らいながら、濃い霧の中を苦労して進んでいた。私は両手を丸めて、今にも消えそうな小さな灯りを守っていた。背後に何者かがいるのを感じて後ろを見ると、巨大な黒い影が追いかけてくるのが見えた。私は怖くなったが、同時に、暗闇の中で風に吹かれながら揺れているその小さな灯りを守っている限り大丈夫だということがが分かっていた。

目が覚めた時すぐに、あの影は<ブロッケン山の妖怪>、つまり自分のもっていた小さな灯りによって生じた、渦巻く雲に映った自分自身の影であることが分かった。そして、あの小さな灯りは私の意識であり、私が持っている唯一の光なのだ、ということも分かった。自分自身を理解することこそが、自分の持っている唯一、最も偉大な宝なのだ。➡ ユング自伝

危機に直面すると、判断力が欠如します。欧州ポピュリズムの最も顕著な例は、1933年のドイツです。人々は危機の際、国家のアイデンティティを取り戻すと約束するカリスマ的なリーダーを求めた。リーダーは、国民に歪んだアイデンティティを与えた。その結果、何が起こったのかは私たち皆が知っています。
➡ ローマ法王フランシスコ(2017年1月23日、ロイター通信)

我々は、静止しているゆえに自由であるのではなく、かつての我々とは違ったものになるがゆえに自由なのである。成長には必ず抵抗が伴うものです。成長には必ず対抗勢力が現れるものです。何の迫害もなければ、成長の理由そのものが存在しなくなってしまいます。➡ ジョン・デューイ

 普通だと感じることがあっても、実際<普通>なんてことはないのです。あるのは変化とそれに対する抵抗だけ。それにより更なる変化が生まれる。

未知の世界にとても惹かれます。でも説明できないことや予期できないことには恐怖を感じます➡ メリル・ストリープ

人間の意識状態が進化しているのか否か、緑色の光があるのかないのか、デイジーがいるのかいないのか、世界が崩壊しつつあるのかないのか、私たちはそれを見極めることを求められている。そう「運命づけられている」と言ってもいい
➡  ロロ・メイ

いま我々は、科学と社会において、そのような世界観の基本的変革の黎明期に立っている。それはコペルニクス革命と同じくらい根本的なパラダイムの変革だ。

だが、そういう認識を持っている政治家はほとんどいない。この先われわれが生き抜いていくには認識と思考の根源的な変革が必要だが、企業のリーダーたちも、行政に携わる者も、有名大学の教授たちも、まだほとんどそのことに気づいてはいない

彼らは個々の問題がどのように関係しているかを全く理解していないだけでなく、彼らがいうところの解決策が未来の世代にどう影響するかを認識することさえ拒んでいる。唯一実行可能な解決策は<持続可能なもの>である。➡ フリッチョフ・カプラ

伝統とは <火>を守ることであり、灰を崇拝することではない。
➡ グスタフ・マーラー




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