2017年10月12日木曜日

5、ウィルス進化論(仮説)

キリンの首はなぜ長い
キリンの祖先は、世界三大珍獣の「オカピ」のような首の短い動物だったらしい。進化論によれば、この首の短いオカピのような動物の首が、長い年月をかけて少しづつ、何世代も何世代もかけて長くなっていったと考えられている。しかし現在、この首の短いキリンの祖先と現在のキリンの間をつなぐ中間種の化石は見つかっていない。やはり、化石から得られる情報からは、首の長いキリンが突然現れたように見える。

通常、生物が後天的に得た形質は子供に遺伝しない。遺伝によって子供に伝わる形質は、生殖細胞の遺伝子情報の中に含まれる。背の高い子供は、両親の両方かどちらか一方が「背が高くなる」遺伝子を持っていて、それが子供に伝達されて長身になる。環境、栄養、薬などの後天的条件で背が高くなったとしても、その形質は子供には伝わらない。

化石からも遺伝子からも、どうして生物に突然変異が起こるのか、はっきりしたことは分からないが、突然変異はレトロウイルスによる遺伝子の水平伝播で起こるという仮説がウィルス進化論である。

通常、RNA(リボ核酸)はDNAの指示に従いたんぱく質を合成して細胞をつくるが、ウィルスの中には遺伝情報をRNAに保存して、寄生した生物のDNAに移し替える(逆転写)ものがいる。出血性大腸炎を起こすO157大腸菌は、赤痢菌に感染していた毒素遺伝子を含むファージ(細菌に感染するウイルス) が大腸菌に感染したことで、ベロ毒素産生大腸菌(O157)が出現したと考えられている。(Wikipedia)

キリンを例に考えると、首の短いキリンがなんらかのレトロウィルスに感染し、病気になって首が長くなる。この首の長いキリンは逆転写酵素によってDNAが書き換えられているので、その子供のキリンも首が長くなるということになる。

生物の進化(突然変異)はレトロウィルスによる遺伝子の水平伝播で起こるとするのがウィルス進化論であるが、これが事実とすると、

進化には弱肉強食や自然淘汰とは別に、はっきりとした因果関係の無い、偶然の要因によって起こる進化も存在していることになる

個体としての生物は、有利な立場に立つために生存競争を仕掛けて生き延びるが、種としての生物は、個々の努力ではどうにもならない因果律によって、変化しているようにも見える

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