2019年6月16日日曜日

01_トゥルシー・ギャバード出馬



古村治彦(ふるむらはるひこ)の政治情報紹介・分析ブログ/2019年01月14日/トゥルシー・ギャバードは面白い存在になる:民主党エスタブリッシュメントとヒラリー派との対抗軸として より

2020年の米大統領選挙民主党予備選挙に次々と立候補者が出ています。そうした中、ハワイ州選出の連邦下院議員トゥルシー・ギャバードも出馬を決心したと述べました。ハワイ出身というのはバラク・オバマ前大統領と同じです。

ギャバードは現在37歳(1981年生まれ)で、2020年に大統領選挙に当選となると史上最年少の大統領(39歳で大統領)ということになります。また、史上初のヒンズー教徒の大統領ということにもなります。

ギャバードは21歳だった2002年にハワイ州下院議員に当選します。州議会レヴェルの議院としては史上最年少ということになります。その後、ハワイ州兵に入隊し、イラク派遣を志願し、実際にイラクで軍務に就きました。

その後、ダニエル・アカカ連邦上院議員のスタッフと軍務を並行して務めました。予備士官学校を卒業し、クウェートに憲兵として派遣されました。2011年から2012年までホノルル市議会議員を務め、2013年からは連邦下院議員を務めています(4期目)。ギャバードの経歴はちょっと変わっていると言えると思います。軍籍としては予備役少佐となっています。

ギャバ―ドは、2015年当時、民主党全国委員会の副委員長でした。この時期は2016年米大統領選挙民主党予備選挙に向かう時期でした。当時のデビー・ワッサーマン=シュルツ委員長は、ヒラリー・クリントンに肩入れをし、予備選挙期間中の討論会の数をこれまでよりもかなり減らしました。ギャバ―ドは、そのことに異を唱え、副委員長を辞任し、バーニー・サンダースを支持ました。こうして見ると、ギャバ―ドは民主党エスタブリッシュメントやウォール街民主党と対立していることになります

ギャバ―ドに関しては、トランプ大統領の側近だったスティーヴン・バノンが彼女のファンを公言し、トランプの当選直後、トランプタワーに招かれてトランプと会談を持ちました。歯に衣を着せない発言と行動力がトランプに評価されてのことでしょう。2人はシリア政策と対テロリズム政策について話し合ったということです

ギャバ―ドは2017年にシリアを訪問し、バシャール・アル=アサド大統領と会談を持ちました。連邦下院倫理委員会の許可を得ての訪問でしたが、民主、共和両党から激しく批判されました。彼女はその後、「アサドが大統領である以上、平和を実現するには、彼と交渉をしなければならない」と発言し、また総スカンを食ってしまいました

彼女はシリア内線の裏にCIAやアメリカ政府機関が関わっているとも発言しています。2016年には「CIAが直接的、間接的にアルカイーダとつながっている“穏健派”反体制勢力を支援し、シリア政府を転覆させようとしている」とツイッター上で書き、物議をかもしています

2019年6月14日金曜日

15_戦争と相場





藤原情報教育研究所インターネットラジオ:藤原直哉の時事放言|相場が崩れましたけど|令和元年2019年5月8日(水)より

戦争って聞いたら「どっちが勝つか」ってまず思わなきゃ。戦争で金儲けできるとか、何が得だとか損だとか、そんな話は、二の次三の次。どっちが勝つかが問題で、今回、アメリカの負けですよ。だからドルどんどん安くなってるでしょ。

アメリカが勝つ戦争なら、アメリカ景気いいし、株上がっていくんですよ。この戦争は、アメリカが負ける戦争なんだよ。だから相場、崩れてくんだよ。みんな皮膚感覚でわかってるんだよ。アメリカが負ける戦争なんだ。負ける戦争やったら、ぜんぶ終わりじゃない?

日本はアメリカの属国なのが、最大の国益なんだってんだよ。負ける国の属国なのが、最大の国益だってんだから、日本は一番売られちゃうんだよ。外国人は、全部売りですよね。

みんなね、戦闘と戦争をよく間違えるんだよ。「こんなに武器があるから、戦争負けるはずがない」いやそれは、戦闘には勝ったけど、戦争に負けた例なんか、古来どれくらい多いことか。後醍醐天皇がどうやって鎌倉幕府に勝ったのかっていうと、後醍醐天皇は戦い戦い全部負けたんだけど、負ければ負けるほど味方が増えて、最後の最後で鎌倉幕府崩壊したんだ。

ただ一つ、京都の六波羅っていう幕府の出店みたいなところ、これが後醍醐軍に倒された。だけど、残りの全部倒すのに、あと何年何十年かかるかと思ってたら、それから2か月もしないで、鎌倉幕府、倒れちゃったんです。いよいよ行き詰まると、最後一つ崩壊すると、ドミノ倒し起こるんです。相場がそうなんだよ。

アメリカの場合は、自社株買いで上がってたから、逃げらんないんだけど。自社株買いってのは、ほっといたら倒産しちゃうから、しょうがないから自分の会社の株買うんだよ。逃げられる奴は、去年の内に全部売って逃げちゃったんだよ

日本の場合は日銀?、匍匐前進・・・・匍匐前進ってさぁ、売りがない時はいいんだよね、ボチボチ上がってくからさ、でも売り物があったら今日みたいに、引け値がどんと下がって終わりなんだよ。

アメリカが中東に戦争に行くっていっても、イギリス行かないでしょ。ドイツも行くって言わないでしょ。あとはもう、お付き合い程度でしょ、後ろのほうで、やいやい言ってるだけで、トルコなんかさ、エジプトもそうだけど、さっさとロシアに寝返っちゃったでしょ。もう答え出てるじゃない。こんなとき、戦争するほうが馬鹿なのよ。

トランプ、戦争するなんて、ひと言も言ってないじゃない。跳ねっ返りの戦争屋どもが、始めようとしてるんだろ?そしたら、トランプはさっと米軍引いちゃって、要は戦争屋の部隊だけ残して、これを熊(ロシア)のいるリングに乗っけて帰っちゃうんだよ。熊のいるリングに、ボルトンとポンペオ残して帰っちゃうんだろ?

ポンペオさん、こないだ面白いこと言ってたよね。
自分は陸軍士官学校で、決してして嘘をつくな、いつも誠実であれと学びました。CIAでは、嘘をつくことと、不誠実なやり方という、ウェストポイントとは正反対のことを学びました。それをやってきました、アメリカの栄光のために
って自慢気に講演で言ってたんだよ。

「トランプさんの発言じゃなくて、ポンペオさんの発言こそ、もうちょっと(日本のメディアで)取り上げないと・・・・」

2019年6月13日木曜日

14_透明化と分権化



藤原直哉の「日本と世界にひとこと」2019年5月8日:世界経済の構造転換 より

経済の運営も、今まで通りの「資本の論理」だけではどうにもならないわけで、投資一つ考えても、公共投資(社会的共通資本)の時代に入ってきてるわけですね。今の政府機能は、明らかに既得権益の擁護団体ですよね。これそのものが崩壊する運命ですから、これに代わるものは、完全に透明化して分権化した、ブロックチェーン技術を活用したようなものになると思うんです。

市民の良識に基づいた、一極集中を回避するためのシステムは、(ブロックチェーンのような技術があるので)やればできると思うんですよね。だいたい経済学の理論で、独占寡占やったらよくないということは自明のはずなのに、なんでフェイスブックだとか、ゴールドマンサックスみたいな寡占企業許すんですか?おかしいだろ?って話ですよね。あれ許しといて「競争が足りないだろ」って何言ってんのって話なんですよ

支離滅裂なこと言ってるわけなんですよ、あの連中は。なんで支離滅裂が通用するかっていうと、仲間内で金まわして、既得権益守ってる連中で固めちゃってるからで、それ以外の理由なんて何もないですよね。(そういう、自己欺瞞のなかにいても)

日本の産業界でいうと、ベテランがどんどん辞めちゃって、現場のこと何も知らない若い人たちが、大手を振って威張って、会社の資産価値とか株価を基にして計算しても、株暴落したらどうすんだと。日銀もナントカ理論だとか、偉そうな金融理論言いながら、400兆円以上の国債抱えて、25兆円もの株買ってるわけよ。あれ、損が出たらどうすんのかね?偉そうな口きいてる間に、一瞬で債務超過になったらどうすんのかね?まったくもって、無責任な連中だと思うんですね。だからこんなの、耐えきれるわけないんですよ。

だからやっぱり、民を大事にして、民の力を上手に集めてゆくことでしか、これからの政治の運用ってあり得ないと思うんですよ。しかも、国だと規模が大きすぎますから、地域や企業単位で、人を大事にして少しづつ立て直してゆくというやり方以外、残ってないと思うんです。分散型であると同時に、一人一人を大事にするという経済運営をする以外に方法がないと思いますよ。

ただ単に、貧しい人たちが寄り集まって、何か始めるというのではなくて、もっと根本的にいいことが出てくると思うんですよ。既得権益の枠が外れた時には。令和に入って一週間の間、安全保障でも、金融でも、ドカンと動きましたよね。ものすごい長い一週間だった気がします。ボルトンだとかポンペオだとか、すっかり意気消沈しちゃって、完全にもうアウトですよね。だからまあ、本当に世の中はどんどん変わっていって、世界経済も構造転換していきます。新しい経済構造へ向けて、舵を切りなおす時に来ていると思います

2019年6月10日月曜日

13_’19年5月:陽極まれば陰

フリッチョフ・カプラ「新ターニングポイント・ポストバブルの指針」より:衰退のとき極まると、ターニング・ポイントに至る。姿を隠していた力強い光が、たち復る。動きはあれど、力のもたらすものではない・・・・・動きはあくまで自然、おのずから湧いてくる。これがために、古きものの変容にさまたげなし。古きものは去り、新しきものが入る。どちらも時とともにあり、それゆえいかなる滞りもきたさない。➡ R・ウィルヘルム著「易経」より

 

藤原直哉のインターネット放送局「日本と世界にひとこと」2019年5月8日:世界経済の構造転換 より

政府がルールを決めて、民間が自由競争なんていう時代はもう終わってるわけで、今の経済運営はぜんぜんダメですよね。むしろ昔の社会党とか、今の立憲民主とか、山本太郎とか、ああいう人たちの政策の時代が来てるわけですよね。

これは、いいとか悪いとか(右左とか主義主張とか)言ってるんじゃなくて、振り子のように物事が動いてる、っていうことなんですよ

ベーシック・インカムなんて、韓国はどんどんやってますよ。不景気だからこそ、ベーシック・インカム大事なんだよね。もちろん財源はどうするんだという、重大な問題があるんですけど、財源がないのは自由主義でも、同じですよね。今見てもわかりますけど、赤字垂れ流しですよね。結局、余計なことに金どんどん使って、それに群がるだけの話で、どうにもならんわけです。

学歴だとか、そういう外的な基準に従って、あとは自由にやってくださいでは、すまなくなってきたわけですよね。まあ、いろいろ勝ち負けあるでしょうけど、最低限これぐらいは保証しましょう、国民なんですからというのは、至極もっともな考え方です。まあ、そうやって、制度の谷間に埋もれてしまった人を救済しないと、その次は始まらないわけです。

貿易と同じで、赤字が続いて債務ばかりで、人生ロクなことがない、いつも打ちひしがれているということでは、国も何も立て直しのしようがないし、本人たちも息つく暇がないわけですよね。これを立て直すためにはですね、今までの仕組みをすっかり変えて、ボトムアップの救済から始めるのは、非常にいいことですよね

トランプの場合は、大金持ちの、既得権益の破壊が仕事ですよね。壊すだけ壊しちゃって、最後は株が大暴落とか、軍事的な敗北とかが原因になって、決定的な状況を迎える。そうすると、こんどはリベラル派が出てきて立て直すんでしょうね。アメリカの場合は、財政赤字立て直すだけの体力がないんで、金の問題は最後まで付きまとうでしょうね。

MMTという理論があって、インフレにならないうちは、いくら財政赤字出したって大丈夫だっていうんですけど、アメリカなんかの場合は、ドル安行ったら、もういきなりインフレですよね。だからアメリカこそ、もう大変なんですよね。とにかく今のままじゃ、やっていけないと、ルールを多少いじくって、どうなるものでもないということになってきた

2019年6月9日日曜日

12_’19年5月:新しい経済のルール

藤原直哉のインターネット放送局「日本と世界にひとこと」2019年5月8日:世界経済の構造転換 より

政府が決めたルールだけでなく、民間の競争そのものにも制限かけますということなんですよ。「最後の数字」見ますよ、という時代が来たということなんです。要するに、赤字がいくら減るんですか?アメリカの赤字がいくら減るんですかというところが問題で、「ちっとも減らないじゃないか!何年待ったら減るんだ!」ということになった場合に「もうそれは耐えきれませんので、輸入制限します」となる。それで、実際に輸入制限して関税かけると、アメリカ儲かるんですよね。

だから、「それが嫌なら、アメリカにモノ売るな」ということです。買い手のほうが「金がないから、今まで通り買い物できない」って言ってるのに、「勝手にそんなこと言うのはケシカラン!」なんて言ったってしょうがない話で、売るほう(日本とか中国)は「(アメリカが)もう買えない」って言ってるんだから、ほかの方法考えればいいだけの話です

今回の協議でも、農産物の話をまずやりたいって、言ってきてるんですよ。農産物、車、それから為替の順番ですよね。アメリカは、とにかく農産物輸入しろと、どんどん輸入しないと、アメリカは車の輸入止めると、それでも解決しない場合は、(日本が農産物をいくら輸入しても、貿易収支は均衡しないので)為替の交渉へ入りますという三段構えなんですね。農産物⇨車⇨為替と、前から一貫してますよね。


日本側のいう経済の話は、所詮、関税をTPP並みに下げるというようなもんですよ。それでアメリカ満足するかっていうと、実際に農産物の輸入が増えなければ、満足しないですよね。農産物の関税がゼロにならなければ、車の輸入止めるって言ってるんだから。要するに、民主党から共和党へ政権が変わったから、この新しい経済のルールに転換できたわけで、日本も同じなんですよ


自民党と経団連が主導した政治やってるうちは、変わらないですよ。中国の習近平だって、自分さえよければ、何だっていい人みたいで、上手に渡り歩いてるわけですよ。別に誰を代表するわけでもなくて、とにかく話がまとまればいいと、差し出すものは何でも差し出してしまおうという、やり方なんじゃないですかね。


ところが、岩盤みたいな抵抗勢力は、どの国にもあるわけで、それが出てきて収集つかなくなっちゃって、結局、今回も協議破綻してね。まあ、言ってみれば習近平の経済システムじゃなくて、その前の鄧小平がやってた経済システムですよね。これが、ひっくり返るわけですよ。そうすると習近平も器用だから、毛沢東に戻りましょうなんて言ってますよね。いろいろ言うのは自由ですけど、果たして国民が軌道修正できるかどうかは、疑わしいですよね。

2019年6月8日土曜日

11_’19年5月:ルールが変わった



藤原直哉のインターネット放送局「日本と世界にひとこと」2019年5月8日:世界経済の構造転換 より

今までの政府と民間の役割は、政府が経済競争のルールを作り、そのルールの中で民間企業が自由に競争すると、これが「自由主義経済」だ、という考えでした。貿易の場合でも貿易のルールを政府がつくり、それにもとづいて民間が競争する、「出てきた結果」については自由競争であるから「内容は問わない」ということで万事いいんだ、ということでやってきたわけです。

これが「グローバル経済」なんかでも適応されてきたわけで、政府が決めて、あとは民間が自由に競争するというやり方なんですね。しかし、これがいま否定されているんです。なぜかというと、このやり方だと「負けるところは負け続け、勝つところは勝ち続ける」ということになって、このルールでは立ち行かないという状況が、増えてきているんですね。国内においても、貿易においても、投資においても然り。

トランプのやり方はそうじゃなくて、最後の数字のところを見ましょうということなんですね。ルールを決めるのではなくて、「これほど赤字が大きくては、やっていけません。なんとかしましょう」ということなんですね。これは企業経営者と同じ発想でありまして、国を一つの企業と考えると、その社長がですね、

こんな赤字ではやっていけない。赤字を解消するために、取引先と取引条件の見直しをやるようにと命じたが、赤字はなくならない、これでは会社がつぶれる。そんな見直しではだめだというのと同じことを、今アメリカがやってるんですね

だから、従来のやり方が通用しなくなったというところに先ず、大きな変化があります。この点に関しては、日本はまだ相当認識が甘いと思います。依然としてルールは政府が作るもの、企業は自由に競争すればよい、という考え方の人が多いんですね。

もちろん、小さい規模の商売ならそれでいいんですけど、何百億、何千億ドルの規模のものについては通用しないわけです。寡占独占の規模になると、それはもう機能しないんです。その結果、ゲームに勝った者だけが独り勝ちで、負けた者は破産しちゃうというような話になってしまって、どうにもならないということで、トランプが出てきたわけです。

逆にいうと、トランプが出てくる前の民主党は、それでよかったんですよね。アメリカの民主党は中国と組んじゃってましたから、だからその、アメリカがどんどん赤字で、中国がどんどん黒字で、その黒字でたまった金を、アメリカの金融機関が世界中にばらまいて、さらに金儲けをすると。で、世界が金融危機で危うくなると、自分の国の国民をカモにする。サブプライムローンだとか、学資ローンだとかですね。「そんなこんなの何が悪い」(新自由主義の全肯定)といってやってたわけですけど、トランプが出てきて、それを全部ひっくり返したわけですね。

その大きな転換を、まだ理解できてない人が、まだ多いような気がするんですね。

2019年6月7日金曜日

10_'19年1月:パーティング・グラス

稼いだ金はすべて、気安い仲間と一緒に使ってしまった・・・・
⇨ 「The Parting Glass」スコットランド民謡



NSPチャンネル#四分五裂 #世代間闘争 #ストライキ時のリーダーの器量:2019年1月時事解説・時局分析|藤原直哉理事長|第38回NSP時局ならびに日本再生戦略講演会 より

フランス見てごらんなさいよ。フランスの抗議デモ(イエローベスト)見ていて、非常に興味深いものがあったんです。警察や軍が逃げてるんですよ、あまり本気で取り締まらないの。スピードメーターぶっ壊したり、銀行へ取り付け行ったり、去年の11月ごろから騒いでますけど、いつのころからか、警察があんまり手を出さなくなってきた。それで思ったのはベルリンの壁崩壊です

89年までは、東側から西側へ逃げると、鉄砲で追い掛け回されたんですよ、後ろから撃たれたわけ。だからそれは大変なことだったんです。ところがある時から、あまり撃たなくなってきたんだね。目こぼしするようになってきて、スルスルスルと逃げちゃうわけ、そういう人が増えてきたわけ。

一番最後は89年の秋でしたよね、ベルリンの壁が崩壊するんだけど、あれは東ドイツ側から崩壊するんです。東側から壊れて西側は茫然と見ていたんです。その時、東ドイツ軍は鉄砲を撃たなかった。後から撃たれなかったから、壁は壊れたんです。戦車も出さなかった、ソビエト軍も来なかった。いつ核戦争が起こるかという冷戦の緊張の中でも、軍隊は動かなかった。壁は東側から壊れて、二度と元に戻らなかったんです。あれに何か似ている感じがするんです。今回、フランスでも、警察も軍も動かないですよね。これ、造反有理ってことなんですよ。警察も軍も「やれ!」ってことなんですよ、ベルリンの壁と同じなんだよね。

時代は変わって、アンシャン・レジーム(古い体制)から脱却する時が来たんだね。本当に、国際資本が運営する世界から、脱却する動きが始まったんだね。ハンガリーではゼネストやったり、いろいろ広がっていきますよね